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♪ Bruckner Symphonie Nr.9 4楽章版 ♪ な〜る [Interesting]

ブルックナー:交響曲第9番(第4楽章付)補筆完成版

ブルックナー:交響曲第9番(第4楽章付)補筆完成版

  • アーティスト: ラトル(サイモン),ブルックナー,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: CD
いろんな意味でな〜る♪


…まあ元来ブルックナーの9番はお気に入りなんで、Classic Favo. のカテゴリーでエントリすべき??

うんにゃ、オモロい演奏ではあるけど、ちとブルックナーとしては違うかなぁと。

ただ、この補筆された第4楽章だけは、ラトルで聴いた方が素直に入る感じですな。つまりちと過剰な演出と思っちゃう第1〜3楽章に対し、元々スケッチしか残っていない第4楽章、逆に演出デハデハの方が心地よいというか。

ラトルがブルックナーに対して抱いてる感覚「建築的」というのは、この第4楽章の場合も重要なキーですな。つまりスケッチといっても基礎設計は出来ていて、後はどう盛っていくかだけという観点で考えた場合、他人が手を入れても意外と聴けるモノになるんだなぁと。

つまりもう建ってしまっている建物(=第1〜3楽章)はその古びている外観も含めて、重要な要素なのでがちゃがちゃされると気になるのですが、まだ設計図上だけで建ってはいない建物(=第4楽章)は、幻想の翼を拡げても違和感ないので、むしろイロイロ手が入って(補筆者+更にはラトルの解釈ね)デハデハの方が反って聴き取りやすいということですかね。

え〜、最初聴いて思ったのは、むしろ初期の交響曲のフィナーレの感じに近いですがな。後期でも第4楽章だけは他の楽章から流れてくると、いささか突拍子もない感じがするもんですが、つまり第4楽章だけなんか統一感がそれる感じがブルックナー的なんですが、いやいやコレは更に荒稽な初期の方に近いかも。という点では、この第4楽章も極めてブルックナー的、なんですな。

でもまあ、シューベルトの未完成と同じで第4楽章なくても、十分満足なんですがね。

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