＃ Aladdin の石油遠赤ヒーター ＃ エエような、ダメダメなような

まあ対流式石油ストーブのブランドとしては高名ですが…

な〜んせ使ったことが無くてね。ネットでもナカナカ評判良いですし、何時かは…ったって、あの高名な"ブルーフレーム" 石油ストーブは芯替えとかいろいろ面倒いんでね。

で、元々会社で活躍、今は家にある三菱の石油温風ヒーターは…

ちょっと前に待機電力のお話で引き合いに出しましたが、当時としてはナカナカ優秀な燃費消費電力設計…なんですがね。

実は空気清浄機も付いてるんですが、コレが直ぐに電極の接触不良でエラっちゃうのよ。別に悪そうなところはないんですがね、微妙な問題のようなんですが、10分毎にエラーする所をごおいんに使い続ければ何とかなったりするので、使い続けることが出来ないこともなさそうなのですが、マアいつくたばってもおかしくない訳で、ソレは困る…

（あと三菱さんは今は温風ヒーター事業からは撤退してますしね。）

なら、この際アラジン逝ってみまっか、という訳で。

どうせなら、と言うことで、実売価格は福沢サンお一人掛からないノーマルな温風ヒーターもラインナップにあるんですが、それではなく、”遠赤モード”もある高級品をね、逝ってみた訳さ。したらば…

購入早々エラーでんがな。届いた当日は動いてたんやが、翌日にはもう…エラーコード”H46” は、なんたらショートとかで、修理するしかないそうな。

で、初期不良だし、修理ではなく代品交換をしてもらった次第。代品はいまんとこ順調なようで…うんにゃ、動作はイカッタが、付属品（スポイト）が付いてなかったんよ、う〜む、大丈夫かアラジン…

あと、こういうところもね…

黒いボディにアルミのシルバーが渋いのですが、そのアルミパネルの端面処理がイマイチでんがな。見てくれだけではなく、これでは下手をすると手を切りかねんだろ〜が。

他にも操作パネルの質感とか、外観的にはどうも…

あ、そうそう、遠赤パネル前のネット部に起毛処理がしてあるのはぐ〜ぅ、です。ごく短い程度でも起毛処理をすることで火傷はずいぶんしにくくなりますで。

背面に廻りますと…

温度センサはこの位置。マア常識的な線。

ファン系の吸気口は意外とラフなフィルターがはまってまして、マア掃除は楽ですが、逆に、こんなんで大丈夫なんですかの、とか余計な心配も…

あと燃焼用の吸気口は別。これは遠赤モードでは上のファン吸気は止まるので、燃焼用（及び遠赤モード時の弱い吹き出し用）の空気確保がいるから…とはいえ本来は分けた方が有利、現用の三菱のだって分かれてますからね、高級品仕様ということでしょうか。

燃料タンクは7Lと大型。でも女性や高齢者でも扱えるように9Lとかまではしなかったそうな。まあ丁度エエところでしょうね。

本体側でタンクの横に白いぼっちが見えますが、これはリミットスイッチ。タンク抜いたら止まって動かなくなるんだわ…マア、ワラクシはテープ貼ってしまいますがね（笑）、良い子の皆んなは真似しないように。

で、そのタンクは給油口側にも取っ手が付いていて、パンタグラフよろしく伸ばして使う訳ですが…まあご覧の通りで本体ではなく口金に付いていて、口金の着脱ハンドルを兼ねている訳です。

で、その口金の外し方と言えば、押し込んで１／４回転捻るだけ、楽々なんですな。

閉まってるかどうかは口金根元のブルーラインが出ているかどうかで確認、分かりやすいですの。

ただ、よくあるねじ込み式の口金は、パッキンがへたってくるとその分を追加する感じで締込めば締まる訳ですが、コレはパッキン経たるとダダ漏れになっちゃうのですがね。よっていつまで持つのかまでレビューしませんとトータルでぐー、とは言えませんから、経時変化は注視しないとアキマヘンなぁ…

で、動作モードですが、まずは温風ヒーターとしては普通の、吹き出し口が下部にある訳ですが、その上のパネルが…

遠赤外線を放射するパネルとなっている次第。”遠赤モード” は手動で選択も出来ますが、自動モードで温度が設定値で安定すると自動的に切り替わって、パネルが青々と輝く…

ああコレ、モチ、発熱でこうなっているんではないですで。

脇にはLED でんがな。えと、ちなみに、姉妹機のAlise シリーズは赤く光るんですがね、ヤッパ青く光るのがAladdin らしいでしょ、ということでAJ シリーズご購入でして。（いやいや、Alise の方が同性能だと価格が高いから (^_^; もあるのですが…あとベージュ基調の色が気に入らんだのね。）

設定した温度まではが〜っと温風で、届いたら”遠赤モード” で穏やかに…ナカナカエエですな。”遠赤モード”の方が燃費も良い感じですしね。

ただ、カタログ値3.76kW は、？？？？？？？？？？？！ 

現用三菱のは3.36kW なんですが、明らかにそっちの方がパワフルですよ。

まあ測定条件とかイロイロあるんで詐欺とは言いませんがね、出力弱めなら、燃費がいいのは当ったり前なのですわ。

でも弱めだろ〜が、なんだろ〜が、燃料持った方が使い勝手はいいですからね。 当方寒さは強い方で、ってかつまり暖房ガンガンは駄目ですし、ちょうどいい感じカナァと。（ホントに寒くてすぐに温度上げたい時は、ダイニチブルーヒーター君をツインで使ってますが、何か（笑） ）

さてでは最後に、当然やってる消費電力テストね。

当然、予熱モードとでも言いますか、コイツは「スピード点火」なんだそうですが、つまり点火時間を短縮する仕組みが付いてんですが…コレはまあ使わん方が無難かな。

点火時の消費電力がこんだけ。（公称は610W）

コレが通常なら運転スイッチ入れてから約２分で着火。

で「スピード点火」の場合は、スピード着火を入れた直後にコレが１分ぐらい続いて…

その後は、コレくらいで…

ずーっと行くかと思いきや、時折さっきの点火時同様の約600W に逆戻り。

多分燃焼ノズル周りである温度を保つ動作をしているのでしょうな。

でもですから、「スピード点火」を使った場合の消費電力は、相当なもん、と想像がつきますわな。

ってか、メーカーはカタログ等でちゃんと謳ってますが、平均100W/h も喰うんですと。確かにソレくらいの感じですかな。それではワラクシ的には幾ら早く点くんだとしても、使えんですがな。（ちなみに「スピード点火」使えば確かに10〜20秒ぐらいで点くのは確かですがね）

一方、通常動作時はコレくらい。（公称は最大23W）

コ〜レはかなりの低消費電力ですな。

昔の設計とはいえ、かなり良さげの、現用三菱くんですら、通常運転時は40W 台の後半でしたから。

…と見て来ますと、まあ評価乱高下もイイトコですな。(^_^;　まあ総合的には今んところ、気に入ってますがね。

あ、そうそう、消臭に関しては３段打ってる（消臭バーナー、におい吸着触媒、マイナスイオン；マイナスイオンに関しては、正面トップ下の青いサインランプが動作状況を表示しているのですが）し、カンペキ。（って鼻の悪い奴の戯言なので鵜呑みにせん方がよろしいかもです (^_^; ）