＃ 久右エ門のセラミックフィルタ ＃ ひょんなことから…

えと、きっかけはヤフオク…

”久右エ門”は佐賀は有田焼の窯元、久保田稔製陶所のブランドですが。

で、１９８６年にはこのセラミックのフィルターを開発し、１９９６年には科学技術長官賞も取ってるらしいが…

まあずっとコーヒー淹れはネルドリップ派のワラクシ、全く縁がありませんでしたが…

う〜む何の件やったか、たまたまヤフオクでの出品を見ましてん。それはかなり古いのものらしいのは箱のよたれ方でもお分かりかとは思いますが、まあセラミックなら御本尊は劣化がないはずですしね。なんとなく興味が出てきて、ポチリ…

水や焼酎の濾過にもいいらしいが…つまりはホントにフィルターな訳で、さてコーヒーの場合は？取れて欲しくないものまで取れちゃったりしないのか…

というのは杞憂でしたな、ただあまりにネルとは違う…

まあネルを使う最大の理由が時間なんですがね。早い透過です〜っと入れるのが理想と思っていたのでしたが、こいつは真反対なんだわ。

淹れる分量を注ぎ切って、後は待つだけ…確かに何か詰まるのか、次第に落下スピードも遅くなり…抽出完了には５分以上かかってるかな？

でも飲んでみると、超スッキリクリーンだが、決して薄まってるとか不味いとかいうことはありません。コレも本来は少しぐらいはエグみも出てるくらいを楽しむワラクシなんですが…このクリーンカップ、ちょとはまるかも…

フィルターがデカすぎる（まあもっとコンパクトなサイズの規格もあるらしいが、件のヤフオク出品者では入手できるサイズはこの、直径１３ｃｍのしかなくてね）のも難点ですが、さらに表面がザラザラ…サーバーに直接置くと傷つきそう、ってか、それより直接置きではエアの漏れる隙間がないので液体が落下しなくなる…で、こんな風に割り箸立てて起こしていたのですが、どうもスマートでないな、なんかないかな、と某１００円ショップでご採用が…

コレは、ええそうデツ、ディスポのかき氷カップでんがな。（笑）

底をカッターで切り取って…

おお、ええ感じ♪

内側の広いリブでフィルターはしっかり保持しつつ、隙間もちゃんと開くと、まさに理想的。

 

 

はまったので（って掛けてんのね、フィルター嵌った、ワラクシもはまった…）、抽出に時間が掛かるのが難点ですが、しばらく会社でのコーヒードリップはコイツで、となりそうです。

（ネルは、ワラクシが信頼を置くコーヒー屋さんの勧めで今は冷凍保存してるから、まあ当面使わんでも大丈夫だしね）