~ 銀嶺食品工業の地パン『ライスキー』 ~ おお、この食感は [Putit Gourmet]
銀嶺食品工業と言えば、地パンでゆ~め~
地パンって、な~に?
地パンは簡単に言うと、日本の土地に根ざした原料を用い。天然酵母(果実酵母)を使って発酵させたパンということだそうです。
銀嶺食品工業は福島の小さなパンメーカーですが、身障者の雇用にも熱心、しかし大手と同じ商売をしているのでは敵いっこない…
常務の大橋さん自身、血友病患者で、左足を切断したため車椅子生活、そういう生活の中から、日本の雑穀をなんとかパンにとの思いが出てきたそうです。つまり身障者も雑穀も何か劣っているように扱われているのが重なって見えてきて、何とか活かしたいと想われたといったところでしょうか。
雑穀を入れるとパンは固くなりますね。ですから周囲には反対する人もいたようですが、日本のパン食は主に戦後米国から導入され(押し付けられ?)、学校給食で広まった柔らかいパンが主流ですが、ヨーロッパなんかに行けば固いパンはいくらでもありますからね、そう考えて頑張られた訳。
そしてそれがよそとの差異化にもつながり、会社の経営にもつながっている…見事ですねぇ。
私自身は、贔屓の酒屋さんがコラボしたワインを混ぜ込んだ地パン、コレはフルーツケーキと言った方がいいくらいのものですが、それで銀嶺食品さんを知ったのでしたが、最近『ライスキー』というシリーズがあるのを知って取り寄せてみた訳。まずはパッケージに書いてある能書きなどご紹介。
ライスキーは簡単に言えば小麦とお米を混ぜて作った、和食に合うパン、ということのようです。しかもプレーン以外にもいろいろ混ぜ込まれてシリーズ化。ざっと申すと、・胡桃 ・白胡麻 ・チーズ ・古代米。
それと、最初の地パンである、こちらは小麦100%の生地にたっぷり雑穀(ハトムギ・もちきび・もちあわ・アマランサス・黒ゴマ・玄ソバ・押麦・玄米胚芽)を混ぜ、魚醤を隠し味に仕上げた『穀福』、これらを頂きました。
たまたま撮れたのが胡麻入りと古代米入りだけですが、(後は腹の中(^_^;))胡麻なんか量が相当入っているのがわかりますか?
必ず焼いて食べてね、とあるのですが、確かに加熱した方が美味しいです、と言うか加熱しないとぽそぽその食感でイマイチ。電子レンジでも良いのですが、焼いた方が香ばしさも加わって好ましいですね。そして中はモチモチ。
古代米入りなんか焼いて割ると古代米の香りがぶわ~っきまっせ。
一番気に入ったのは…実は穀福ですかね。コレはライスキーほど焼いてももっちりではないのですが、素朴な味わいが良いです。
プレーンをエクストラ・バージン・オリーヴオイルで頂くのもなかなかおつです。胡桃も胡麻もチーズもみんな好物なので…ははは、また太るかも。(^_^;)
さて、コレはプレーンですが、失敗例。
いかに添加物だらけのパンに慣れてるかということで、お恥ずかしい。 (^^ゞ
おんなじ感覚でほっといたらカビが生えちゃいました。
でもコレで気付いた点が…
焼くともっちり、ほっとくとカビだらけ…
こりゃぁ、お餅でんがな!
まさしく日本のパン、って感じですね。(^_^)
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