◎ New Mazda Roadster Review その5 ◎ ソフトトップ [Roadster]
オープンカーライフの
生命線といっても
過言ではない…
日本は非常に雨が降る地域、特に富山は日照時間がワーストワンぐらいじゃなかったですか。当然雨も長く降るわけでして…ヤッパこれがちゃんとしてないとね。
で、Roadster 初代のソフトトップ、なかなか良く出来てました。
あの頃は雨後の筍もしくは柳下の泥鰌のように小型のオープンカーがゾロゾロと出てきましたが、それら後発車を含めても優秀。(なんせMG なんか漏れやすいとか聞きましたが…イギリスだってそんなに天気は良くないのにね。)
しかしやはりビニールのリヤウインドウは視界がイマイチ。とは言え前にも申したように、そこだけファスナーで開けれるので便利なこともあったのですがね。
2代目以降はガラスウィンドウ、そして3代目、もう既に16年の実績がモノを言いますから、Mazda のソフトトップに関しては全幅の信頼を寄せている次第。
今回は、革シートとセットオプションだからという以上に積極的に、タンカラーの布製ソフトトップにいたしました。ちなみに布製とはいえ、ライナーはビニールですから、漏れることはありません。
決め手は畳み方…まずはご紹介。
開ける前です。
黒いクロスがトップのバーに巻きついていますが、これがウィンドウの保持体です。
で、畳んでいくに従い、保持体も下がって…
ウインドウが先に落ち込んでいきます。
で、先にウインドウが落ち込んでから幌がその上に落ち込むようになっているのでして、なら布製の方がスムースにたためるであろうという目算は見事に当たり。
更には…初代ですと取説に10℃以下では畳むなとありました。ビニール製なので固くなって割れる危険性があったからですが、私はまあ暖房で暖めてから畳んだりしてましたが…
3代目は3℃ぐらいでも全然問題なく畳めます。その内またレビューしますが寒空の下でのオープン時の空調もなかなか…冬でもガンガン開けて楽しめそうです。(w)
初代、2代目では左右にあったロック金具、今回はセンターのみ。(左右にも差込ガイドはあります。)
他の取り回しも含めて、正に片手で開け閉めできます。
実は初代では(2代目もかな)閉める時、着座したままでは困難。体を持ち上げ後ろに反らしつつ手を伸ばさないと幌に手が届かない。そっから閉める技はまさに…エエ腹筋運動でした。(爆)
でも今回はそんな必要は全くなし。でもね、15年間もやってきた動作ですんでついついやっちまうのよね…反ってギクシャクして素早く閉めれ~ん。(^_^;) 早よ慣れんとね。
指を挿したところにはリミットスイッチあり。これは…
オプションのBose Sound System 、車内マイクで雑音を拾って自動補正をかけているのがご自慢ですが、その一環でオープン時にも即設定が変るようになっているのです。
ただね、切替時一瞬ミュートしやがるのがうっとうしいと言えばうっとうしいですがね。
勘違いしていたのは、オープン時の幌のロック。てっきり同じロック金具なのかと思っていたら、それは別にあるのでした。(画像で右側の突起が、手前の突起に引っ掛かる。)
クローズ用の金具のほうは閉めてても閉めてなくても、オープン時の幌のロッキングには影響なし。ロックしたら幌の下に収納されちゃいますし、ゴミがつかないように配慮して畳む必要もないでしょう。
幌ロック解除は乗員室後方のレバー。
その左右はBose Sound System のリヤスピーカーでっせ。
初代ではシートのヘッドレスト部にスピーカーを内蔵し、オープン時サウンドに貢献していたのでしたが、Bose はシステムで勝負。
実際クラップハンドが後方で聞こえてきたりします。(まあ前にも語りましたがそれが車からの異音に聞こえて反って落ち着かなかったりしますがね。)
さて、ハードトップですが…以前は冬場はしっかり使ってました。怖いのはトンネルなど上部構造物からの氷塊(ツララ)の落下。あとどの道気温の問題があって幌の開け閉めは出来ませんしね。
それでも開けれるときゃ~開けてる私でしたが…実は車庫内にハードトップを吊るせるようにしてたのです。その件でblog エントリしようかとも思ってましたが、ちょっと時期を逸しましたかの…つまりは一人でハードトップ着脱が出来るようにしてたのでしたが。
今回は…とりあえずパス。なんせ…
25万円超もするらしいよ。( ̄▽ ̄;)!
初代のマイナーチェンジ前熱線無しで20万弱ぐらいでしたから。
今回は頑張ってフルグレードに近いのにしたので予算が…(^_^;)
でもまあ寒くても開けれる幌と空調、(シートヒーターもね)、これからは冬でも開けて楽しむ機会も増えそうなので、ま、とりあえず要らんかの、と思った次第。
最後に、これも前にチョロッと申しました、オープン時の幌の内側への仮収納ですが…撮ってみたらばこんなでスタ。
右はロッドチューブを三つほど入れてみたのですがね。か~なり広いですね。
セーターが入る程度で喜んでたらとんでもない。もっと色々入りますの。
…といっても、そうそう利用価値のない空間ではありますがね。(^_^;)
まあクローズ時リアに何か入れていたとして、ちょっと面倒ですがその荷物をこのスペースに巧く入れれば、残念!荷物があるので開けれませんでした、って事にはならないのかも知れませんがね。
トップの内側って、こうなってたのね。
うちに来て齢半年、見たことなかった・・・(^^;)
マツダのオープン、今までに乗ったこの種のクルマ中でいちばんよう出来てます。
まず、水が漏れない。
(バルケッタはホースで水掛けるだけで浸水しましたがな。3年で雨が降ったらフロア水浸し・・・)
次に、風の巻き込みが無きに等しい! リミッター効かしてもベースボールキャップがちゃんと頭に乗ってる!!
(S2000は100で飛びましたがな・・・)
というわけで、高価な外車は知りまへんが、ロードスター、最高のできですわ。
欲を言えば、このボディにS2000の2Lが乗れば最高なんやけどなあ(笑)
by あき (2006-03-24 23:46)
あき さま、ども
そうですか、バルケッタはダメですか。まあイタリアではそれ程降雨の心配はないですからね。
風の巻き込みに関しては、巻き込みないのはオープンらしくなくてツマランという向きもあるようですから。初代は逆に少し巻き込むぐらいのセッティングにわざわざしたらしいですし。でも3代目だってサイドウインド下ろしてエアロボード倒せばね…巻き込まないMax をちゃんと作ればそこから落としていくことは出来ますからね。
> 欲を言えば、このボディにS2000の2L
Roadster の初代開発主査平井氏が口を酸っぱくしていってるのが、“ライトウェイトスポーツは欲こいちゃあかん”ですから。(笑)
もうリタイアされてるからの発言でしょうけど、「ホンダのエンジン積んだらもっとよくなるのはわかっている」とも仰ってましたがね。(爆)
でもS2000 もいっぺん乗ってみたいものです。
by keytaccata (2006-03-25 14:11)
どもども
ロッドケースは面白いしまい方があるんですね。
さらなる続き(レビュー)が楽しみです。
なんか車高調付きのロードスターが出るらしいですね。。。
by ゼロ (2006-03-27 13:25)
ゼロさま、ども。
> ロッドケースは面白いしまい方が
あれは入れてみただけ。何か例として入れてみようと思ったらそれになってるのは、やはりびょ~きでしょうか…(^_^;)
> 車高調付きのロードスター
NR-A ですね。私はタンカラー布製ソフトトップの仕様がないので却下(笑)…じゃなくてあれはレース派御用達ですね。タイヤとフェンダーの間のこぶし空間も埋まりますから、きっと、あき道楽社長(笑)がレポートしてくれると思います~。
by keytaccata (2006-03-27 15:32)