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♪ ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ♪ [Classic Favo.]

ブラームス:ピアノ四重奏曲

ブラームス:ピアノ四重奏曲

  • アーティスト: クレーメル(ギドン),バシュメット(ユーリ),マイスキー(ミッシャ) アルゲリッチ(マルタ), アルゲリッチ(マルタ), クレーメル(ギドン), バシュメット(ユーリ), マイスキー(ミッシャ), ブラームス, シューマン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2003/10/08
  • メディア: CD

豪華やねぇ…まあ、このメンバーなら問題ないかな

この曲、それ程良く掛る曲ではないのですが、それは昔も同じ。で、この曲をお気に入りだったとある作曲家がオーケストラ用に編曲。

それがこっちね。

ブラームス : ピアノ四重奏曲 第1番ト短調

ブラームス : ピアノ四重奏曲 第1番ト短調

  • (アーノルト・シェーンベルク編曲)
  • アーティスト: ギーレン(ミヒャエル), 南西ドイツ放送交響楽団, ブラームス, バッハ, J.シュトラウス
  • 出版社/メーカー: インポート・ミュージック・サービス
  • 発売日: 1993/10/25
  • メディア: CD
((ギーレンさんもコンポーザー=コンダクターですが、ケレン味のないエエ演奏でっせ。))
さて、12音音楽の始祖(てのはホントはちとちゃうんですが、マア一応そういうことで)シェーンベルク保守派バリバリのブラームスとは…ってコレもご案内の方はご存知の通り。シェーンベルクには『革新家ブラームス』ってエッセイがあるくらいで。

つまり小さな音要素で全ての旋律、構成を規定していくブラームスのやり方は正に12音音楽の発展変奏形式そのものですから。ブラームスもそうですが、シェーンベルクはそういった歴史的意義、背景を非常に意識して活動していたのでして。

例えば自らの12音音楽の発見について、「私は今日、ちょっとした発明をしたけれど、コレでドイツ音楽の優位は100年は揺らがないね。」みたいな発言があるそうな。

で、過去の作品の研究とオマージュという事もあって、バッハなどもいくつか編曲しているシェーンベルクがこの曲を編曲した理由は、とある私信によると、大体こんな感じ…

「この作品が好きなのだが滅多に演奏されないことと、優れたピアニストが参加するとそのピアノパートばかりが強調されて聴こえるので、かえってバランスに欠けた演奏になるんで、全てのパートが聴こえるようにオーケストラ編曲を施した」んだそうで。

は~い、で冒頭のお話に戻る訳。このセッションもピアノがムチャ強力ですが、それに負けない弦楽セクション、ヤッパコレぐらいのしとたちでないとねぇ、おもろないというか…なんかクレーメルとマイスキーの間で少し鞘当もあったらしいよ。(w) でもそれくらいの方が…そう、少し荒れてる方が気分な曲ですな。

(でも、ワラクシはヤッパオケ編曲版の方が好きだったりして、ははは…)


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