SSブログ

□ Ichiro's Malt The Game □ 芳醇 [スピリッツのれびゅ~]

Ichiro's Malt TheGame ~1.jpgこ~れは、芳醇でよいですな…

 

イチローズモルトは、肥土(あくと)伊知郎氏が率いるベンチャーウィスキー社のリリースする国産モルトウィスキー。

元々おじいさんの創設した東亜酒造の、羽生にあった蒸留所で、ポットスティルまで備えてモルトウィスキーを作っていたのが、東亜酒造が民事再生で蒸留所は売却、解体、400樽あるモルトも一時廃棄の危機があったのを何とか支援者を見つけて移設保管。皮肉なことに丁度よい具合に熟成してきているその遺産といっていいモルトたちは2005年から、ベンチャーウィスキー社を起こして、順次リリース。特にトランプのカードのラベルのシリーズが有名で、ってことは最終的には53種類出すのかな?

今どれくらい出ているか知りませんが、例えば「King of Diamond」 が、イギリスのウィスキーマガジンでゴールドアワードに選ばれたりして、人気もあるのと、ボトリングは1ヴァット単位ですから多くても600本とか、そんなモンでしょうから結構入手困難。

ってかまず価格が1~2万円台中心ですからねぇ、ちょっと手が…と思っていたら、お手ごろなのを見っけまして逝ってみました。

Ichiro's Malt TheGame ~2.jpg

Ichiro's Malt TheGame ~3.jpgつっても、8千円ですがね。

これは羽生蒸留所最後の年2000年のモルトで9年熟成。度数は61.2%とカスクストレングス。色もかなり濃い目。購入先のショップが原酒ごと買い占めての企画品だそうで。

樽はグレーン・シーズニング・パンチョン。グレーンウイスキーを一旦熟成した後の樽ですな。

購入先情報では加水が進められてますが、なんのなんのワラクシはロックでね。(^_^)

いただくととても芳醇。柑橘系やはちみつニュアンスもあるし、スパイスのような感じも。そしてアルコール度数が高い割にはアルコールがつんと来ることもなく、実に見事な逸品。(でも加水するとさらに香りが増すそうな、いっぺん試さんとね)

タグにありますように、2007年からは自前の蒸留所を秩父に創建。今はそちらでも再び蒸留生産をスタート。

なんせここまでは、羽生蒸留所の遺産で勝負してきた訳で、まあそれだってまだまだあるみたいですが、更に新しいモルトを積み重ねて、うま~いウイスキーを作っていって欲しいものですねぇ。


コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0