~ SASSICAIA のGRAPPA ~ う~ん… [スピリッツのれびゅ~]
このマーク
でもここのワインは高いからね~
という訳で今回登場は、Grappa でございます。
グラッパとは何か、それはカス酒でございます、なんちって。
一次発酵後、樽につめるワインを絞ったあとの絞りカスを蒸留して作ったスピリッツのこと。イタリア語ですんで、当然のイタリア産。フランスではマールと言いますね。
有名ワイナリーのものは当然それなりのお値段と、それに見合った品質を誇る訳ですが…
グラッパの名前の由来は、北イタリアで「ブドウの房」を意味するグラッポーロという言葉からであるというのと、ヴェネチアの北西にあるバッサーノ・デル・グラッパ(グラッパ の山の下)という町の名前からというのと、二つあるそうです。
グラッパの別格はロマーノ・レーヴィ爺さん。手書きのラベル、直火蒸留、自宅兼蒸留所には電話もなく、買い付けはじかに行くしかないのでレア物…価格は25,000円ぐらいしますからね~。でもいつかは頂いてみたいもの。
で、次は有名どころのワイナリー物、オルネアイヤやガイヤさんのとかありますが、これもそのひとつ。
テヌータ・サン・グイード伯爵の手になる、ボルゲリの名品SASSICAIA のグラッパです。
なんせ、サッシカイア、近年はすっかりお高くなって、更にユーロ高が追い討ちをかける。 ついこの間まで1万円でお釣がきたのに、いまや下手をすると2枚用意しても足りるんやろか?という感じでした。と言うのは言い過ぎか (^^ゞ 最近は15,000円前後で落ち着いてきましたか。それでもね~。
グラッパだってそこそこイイお値段ですがね、コレは500ml グラスセットで8,500円、やっぱ高いのぅ。
でもね、どうしても興味があってとってみたんよ、それは…
これ。ヤコポ・ポリって人(会社)が蒸留してるのね。
前に楽天の商品タイトルで「サッシカイア・グラッパ(ポリ)」ってのがあって、なにが“ポリ”なんじゃろ~、ポリ容器にでも入っとるの?と疑問だったのですが、な~るDistiller の名前だったのね。
ウイスキーなんかでも、蒸留は当然各蒸留所でやるわけですが、別の会社がそれを樽買いして熟成し、時にはヴァッティング(ブレンド)して販売するやり方がありますからね~。ボトラーって言うんでしたかね、イタリアでウイスキーの蒸留自体はどうなんでしょ?でも有名なボトラーはいくつかありますね。
で、こっちはカスを買ってきてやる訳ですな。新鮮なうちに出来るようにしてるそうですが。
ん~、となるとポリ物でないのもあるのかね~。また探究心が…(^_^;)
入ってる缶は、あのマークが入ってないとバカデッカイ“FAUSHON ”かいなって感じですがね。(笑)
グラスは型抜きではなく、一応手吹き製品のようです。でも泡噛みとかちょっとあって、どうなんしょ?って感じ。
さて、問題のお味ですがね、
まさにFAUSHON っぽい缶に入っているものらしく、紅茶のニュアンスがありますね、元のワインの感じに、なめし皮もちょっと、それとアルコール(w 当たり前)
でもね、私的にはハズレ!だって甘過ぎ。そう甘いんです。それと高級すぎてカスで作った感じがあんまりしない。
グラッパの楽しみって、かすで作ったな、って感じも漂わせつつ旨いってのが真骨頂だと私は思いますんで。
贅沢な話ですが、お菓子作り用にはとってもいいんじゃないですかね。
もう随分前に飲み干しちゃったので、写真は出せませんが、アルド・コンテルノさんのグラッパのほうが全然イカッタな~。
フラッグシップといっていいバローロのグランブッシアから作ったグラッパはまだあるんですが、そちらも樽熟で見事な琥珀色、それはそれで素晴らしいけどね、そっちじゃなくて、ヴィーニャ・コロネッロのグラッパ。ほぼ透明で、見た目は焼酎(まあそもそも焼酎みたいなもんですが)。カスっぽい渋みが少しあるのがアクセントになっていて大変好ましかったですなぁ。
アレまた手に入らないかな~。残念!
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