▼ Blagny と Poggio ▽ なして消え行くのか [わいんのれびゅ~]
~ Domaine Leflaive Blagny Sous le dons D'Ane 1er Cru 2000 ~
白ワインのLeflaive が作る唯一の赤ワイン
もうじき飲めなくなるのです。
ルフレーヴといえば、ネゴシアン(ワイン酒商)としても、ドメーヌ(ワイン元詰商)としても超一流。
本拠をPuligny Montrachet に置き、近辺にたくさん畑を持っています。こんな感じ。
ブラニーは随分外れの方ですね。それもそのはず、ここはシャルドネを植え白ワインを醸すとMeursault Sous le dons D'Ane と名乗れるんです。っそ、ピュリニー・モンラッシェじゃなくてムルソーなんですね。
お気に入り。1er Cru といってもそこはLeflaive 、へたなGrand Cru なんかよりよっぽど美味しいですねぇ。
3,000円台で買えるBourgogne の名醸赤ワイン、毎年楽しみにしていたのですが…2001年を以って生産終了。orz
でね、何故か立て続けに私のお好みワインを襲う不幸。かたや白ワインが売りのドメーヌの赤ワイン、そして…
~ Tenuta dell' Ornellaia Poggio alle Gazze 2000 Sauvignon blanc ~
こっちは、赤ワインが売りのOrnellaia の白ワイン、ポジョ・アレ・ガッツェ。
Poggio alle Gazzeって、「カササギの丘」ってとこですか。敷地内にある小さな丘に由来するそうで。
(ちなみにオルネライアはOrnello - Aia :トネリコ - いっぱい だってさ)
葡萄はソービニオン・ブラン 100%。普通独特の風味のすっきりさっぱり系ですが…
流石に違います。コクもあるし、しかもいやみでない。大変お気に入りの白でしたが…こちらも2001年を持って生産終了。orz
(コレは2002年頃に飲んだので、エチケットのスクラップブックからです。ようもこないなめんどくさいことやってたな~…最近はデジカメパチパチでおしまい)
なくなったのはいずれも一緒の理由です。
Blagny で白ワインを醸すととムルソーを名乗れるということは申しましたがね、でお値段は、と言うと Blagny も最後ということでやや高値になってきているとは言えせいぜい4~5,000円、ムルソーにするとね、1er Cru でも1万円近くになりますから~。
Poggio だってそう、本来の銘柄であるオルネライアは近年特に高評価、以前はスーパートスカーナとしては比較的お安めで、7,000円台でも買えたのですが…今は1万円は楽々越えてる(ちなみに1998 ストックあり (^へ^))
…Poggio はね、せいぜい2,000円台後半でっせ。
そりゃ~高いのにしたいでしょう、プンプン!
特にOrnellaia は創業者のLodovico Antinori 侯爵(Gaja と並んでいいオトコでっせ)がアメリカのRobert Mondavi (いままであんまり気にしていなかったですが、この人もイタリア系の名前ですねぇ)とFrescobaldi 侯爵家のジョイントベンチャーに売り払っちゃったんでね、おのれ~、と言う感じですが…
でも両者ともいろいろお家のご事情はあるのがわかるので、しょうがないのですが。(Leflaive は白ワインに専念することで自前の資本を集約したいのでしょうし、Ornellaia も以前は100%オルネライアにしていたのを選別して醸造するスタイルに買えたので畑が足りんのでしょうねぇ。)
…という訳で見事に鏡のようなパターンで、しかも終了年も一緒の2001年、お気に入りワインが赤白1つずつ消え去ったのでした。
Blagny はまだあるようで…おお、1998、と1999 をみ~っけ。早速ゲッチュです。(^_^)
Poggio は流石にもう市場にはないですねぇ。誰か持ってたら分けちくり~。
コメント 0