～ 昨日の火事について ～ むずかしいもので

昨晩富山の繁華街、総曲輪で火事があって…

中心街の空洞化はどの地方都市でもいわれていますが、富山など恐らく日本でもっとも車がないと死んじゃうぐらいのところなので特にそれは顕著。随分郊外店が出来、しかもそれらですら栄枯盛衰、第二世代とでも言う状態になってますね。

一方中心街の方も活性化を狙って再開発なども進行中。富山港線のライトレール化などもその一環と言えば一環ですが…

そんな昨晩、総曲輪の洋装店から出火。

丁度私、釣行帰りでして、たまたまNHK-FM でNEWS なぞ聞く気になってスイッチひねったら…で確かに帰宅する方向に煙モクモク。その時点で出火から1時間ぐらいは経っていたので、う～んと思っていたら…10棟を焼く火災に発展。うちの県知事の実家の寝具店も全焼だって…被災した皆様にはお見舞い申します。

なんせ人事ではない、私の弟も少し離れたところですが商売してますんでね。

更に言うと、一部の方々には超有名な富山の竹竿持ちさんの経営するブティックも総曲輪にあるんでして、こちらも出火元からは少し離れているのでさすがに大丈夫だろうとは思ってましたけど、人事ですが、ちょっとヒヤリともいたしました。（全部フレームフィニッシュになっちまってい…なんて洒落にもならんし。そうそう実際超お宝のあれとかあれとか…ぞっとしますねぇ。）

で、消火活動に手間取った理由のひとつがアーケード。

富山と言えば総曲輪通りと中央通りという二つのアーケードがあるのが商業中心地だった訳で、再活性化でも当然ひとつの軸として考えられてると思いますがね。

でもそのアーケードのせいで思うように放水が出来なかった…もしかしたらアーケードそのものを見直すなんて事にもなりかねないですな。妙に再開発の方向に行って。“富山ヒルズ”（笑）なんか作りかねないかも…

勿論防災対策は重要ですが、個人的にはアーケードは残っていて欲しいな、と思うのですが…防災云々じゃなくてもこのままだと衰退は見えているし、なかなかむずかしいもので。