# Sankt Gallen Apple Cinnamon Ale # 甘かぁ、ないよ [あわざけのれびゅ~]
“Sweet Beer Winter Edition”
…とはあるけどね。
甘いの、コレ?って感じでございまして。
サンクトガーレンさんといえば、日本の地ビールの始祖として夙にゆ~め~。なんせ所謂地ビール解禁の前からアメリカで作って、それを日本に逆輸入してたくらいなので。
今は神奈川は厚木で、最近は新工場も竣工。益々のご発展、喜ばしき限り…
名前はかつて修道院醸造所のあった南ドイツ、ボーデンBoden湖畔のSankt Gallen という町の名から。
あちゃらモノに見えちゃうのが損だとして関係諸氏は改名したらと薦めるらしいけど、お名前にはこだわられてるようで…つまり「地ビール」でくくって欲しくない。クラフトビアとかマイクロブリュワリーとか、手作りのビアメーカーとしてやってるんで、土地にこだわりはない…なるほどね。
でも細かい突っ込みいれると、ドイツ語だとS 母音つきは濁る(有声子音化する)ので、“ザンクトガレン” が正しいんでっけど ( ̄ー+ ̄) …まあアメリカ創業なので、英語読みで、ってことと実際のSankt Gallen 在のBreweryではないということで、ありでしょうか。
で、ココのSweet 系ってぇと、これもお気に入りですが…
(画像はSankt Gallen さんより無断拝借大変失礼)
定番商品のSweet Vanilla Stout。チョコレートモルトを使用、たってそれはチョコが入ってる訳じゃなくて、ローストしたカカオよろしく、高焙煎したモルトを指しているのですが、実際飲むと甘いバニラチョコ風味…でも味わいは甘かぁ、ないですよ、あくまでスタウトなので。
で、今回のは季節限定商品で、しかもこっちは間違いなくりんごを使っているのですが…やっぱ甘かぁ、ないと思いますねぇ。どっちかといえば旨かぁ。
信州伊那のりんごを使用。なんでも近所のパン屋さんのご協力の下、まずはりんごを焼くところから始めるそうで。
しかも使っているりんごは…今年も台風18号などの影響で収穫前のりんごが多数落下しているそうですが、その廃果りんごを使ってるそうで。
つまりこのビールが売れればそれだけ信州の農家さんは助かる訳です。りんごさんたちも無駄にならずに済みますしね。
確かにビールに使うなら、食する訳じゃないし、外観痛んでてもねぇ…むしろ適当に痛んでたほうが味が染み出しやすくてイイ位?かもね。
で、焼きりんごと4種のモルトにホップとシナモン…入れて仕込むとのこと。
味わいは、HP 情報ではアップルパイのような、とのことでしたが…?
え~、飲んで最初に思い浮かんだのは…う~ん、アレだよあれ、え~っと…
それも、生八ツ橋。あのね、ちょっと粉っぽい感じがあるのね、その辺とシナモンが結びついちゃって、まず浮かんだのはそっちでございました。m(_ _)m
でも旨ぃよこれ、とても廃棄するはずのものから作ったとは思えん…時宜とアイディアの結実ですな。すんばらしぃい!
当然アップルパイを初めとして、甘いお菓子にも合いそうですが、ってぇことで合わせたのが…これしかないぃ!
ミュンヘン名物Weiss Wurst 。(ss は正確にはβ のような形のエスツェットですが、PC上じゃしょうがないので代用表記です) これまた南ドイツの定番の白ソーセージ。これも当然の定番甘いマスタード添えで。おお、ぴったしではないかい。
兎に角サンクトガーレンさんのSweet 系って、実際はコッテリ系って言っていいくらい、甘~ぁ、じゃなくて旨~ぁ、なので、逃せないですな。(また押さえとかんと)
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