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♪ シュタルケルのコダーイ ♪ まあ定盤ですが [Classic Favo.]

持ってるのはこの盤ではないですけど…


今年の清都酒造場(勝駒)の酒蔵でのコンサートはチェロの独奏だったそうで。いや行きたかったが、平日19:00開演ではいかんともしがたし…で、プログラムにコダーイの無伴奏ソナタがあったので、皆さん追想しますか?ってことで、某ビアパブに持ってったのですが。で、それがシュタルケルの盤でして。

シュタルケルのコダーイ無伴奏チェロソナタは爾来名演、名録音の誉れ高い訳ですが。

ワラクシが持っているCDは以前Philips がレジェンダリーシリーズで出してた奴で今は廃番。んでもって、そいつの解説には「録音1948年頃」とあるのですがね。

う~ん、年までは気にしてなかったなぁ、コダーイとは盟友の作曲家ベラ・バルトークの遺児、ピーター・バルトーク担当の録音になるPeriod レーベル盤は「松脂の飛び散る音が聞こえる」のキャッチで有名なハイファイ録音だ、ってぇのも年代もおおよそは知ってましたけど。

正しくは1950年。なんせシュタルケルは1948頃だとまだヨーロッパで活躍。そしてその頃にパリでコダーイ無伴奏を世界初録音している(Pacific 盤)のですね。アメリカに移ってから、経営者がハンガリー人だということで契約したらしい、マイナーレーベルのPeriod での盤が定評ある訳ですが。Philips 盤の解説はその辺ごっちゃにしていたようで。

ま、兎に角ワラクシが気に入っているのはPeriod 盤の方ですが。最初に挙げたのは基本Pacific 盤で、オマケとしてPeriod 盤も入っているらしい。

世評みるとPacific 盤も演奏の出来はそんなに変わらんらしいよ。(つまりその時点、若干24歳でもう確立してたのね。) しかしPacific 盤は音質的にちと辛いのかもね。(SP なので) また逆にPeriod 盤の方は録音がきつすぎ、と感じる向きもあるらしい。

でも曲調考えるとね…G弦とC弦を半音下げて、独特の効果を狙ったこの曲は、重音や左手のピチカートを多用する超難曲。決して甘い風貌ではないですから~ぁ。硬い録音の方が合ってると思いますがね。

某ビアパブではモニターには鬼平犯科帳が流れ…コレがね、合ってんのよね。民謡蒐集家にして民族音楽学者でもあったコダーイの、姓を名より先に記載し、やや黄色人種に近いハンガリー民族のエキスが入っているこの曲は、東洋人、日本人の我々の琴線にもかなり訴えるものがあると思いますね。

ま、明るい曲ではないですが… ジプシーキングが好きな人なら問題なくはまりまっせ。(笑)


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